寝る前ギリギリまでスマホを見てしまって、「やめたほうがいいのは分かってるけど…」となること、ありますよね。
特にSNSは次々に情報が流れてくるので、気づいたら時間が溶けているのも自然なことです。
ここで最初にお伝えしたいのは、「30分前にやめる」だけでも結構むずかしいということ。
だからこの記事では、「30分できない人がダメ」という話はしません。大事なのは完璧ではなく、少しずつ整えていくことです。
結論:目安は「まず10分」→慣れたら30分
いきなり“寝る2時間前から禁止”みたいな理想を目指すより、まずは最後の10分から始めるのがおすすめです。
- Step0:まずは 最後の10分だけ スマホを置く
- Step1:慣れたら 最後の20分
- Step2:目標として 最後の30分
10分→20分→30分のほうが、結果的に早く習慣になります。
なぜSNSは寝る前にやめにくいの?
SNSがやめにくい理由は、あなたの意思が弱いからではなく、仕組みの問題です。
- 終わりがない(スクロールしても終点がない)
- ちょっとした刺激が続く(通知、いいね、短い動画)
- “もう1分だけ”が積み重なって就寝が後ろ倒しになる
なので、対策も「我慢」ではなく、切り替えが起きる仕組みを用意するほうがうまくいきます。
「30分も何するの?」問題:おすすめの過ごし方3つ
30分を空けようとすると「暇だ…」となりがちです。先に“代わりにやること”を決めておくと続きます。
1)体をゆるめる(いちばん寝つきに寄りやすい)
- 首・肩をゆっくり回す(1〜2分)
- 白湯や水を一口
- 4秒吸って6秒吐く呼吸を5回
2)明日の不安を軽くする(SNSで気持ちがザワつく人向け)
- 明日のToDoを3つだけ書く
- 気になることをメモに出して“閉じる”(解決しなくてOK)
3)手だけ動かす(脳を刺激しない)
- スキンケアを丁寧にやる
- 部屋の明かりを少し落として、布団に入る準備をする
- 音声(ラジオ・環境音)を流して、目だけ休める
どれが正解というより、あなたが続けられるものが正解です。
もちろん手持ちぶさただったらスマホを置いてもう寝ちゃってもOK!
SNSをやめやすくする「仕組み」5つ
ここが一番効きます。おすすめは上から順に試すことです。
- 通知を切る(夜だけでも)
- ベッドにスマホを持ち込まない(充電場所を寝室の外に)
- SNSアプリを1画面目から外す(探す一手間で止まる)
- 「見る時間」を決める(例:寝る前は“最後の15分だけ”)
- どうしても見る日は、被害を小さくする
明るさを下げる+Night Shiftをオン(iPhone設定は別記事で解説しています)
【iPhone】Night Shiftの設定方法|寝る前のまぶしさ(ブルーライト対策)をやわらげて睡眠を邪魔しにくく
どうしても見てしまった日のリカバリー
できない日があっても大丈夫です。大切なのは「戻ってこれる」こと。
- 今日は10分だけでもOKにする
- 布団に入ったら、呼吸を5回だけやる
- 明日また、Step0(最後の10分)に戻る
「失敗した」と思うと続かなくなるので、“戻れる設計”にしておくのがおすすめです。
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まとめ
「寝る30分前にSNSをやめる」って、やってみると本当に大変です。
でも、最初は10分でもいいし、できない日があっても大丈夫。
まずは“最後の時間に何をするか”を決めて、少しずつ整えていきましょう。
ミニチェックリスト
☑今日の目標は「最後の10分」
☑通知は夜だけオフ
☑ベッドにスマホを持ち込まない
☑代わりにやることを1つ決める(呼吸/ストレッチ/ToDo3つ)
